vin-shu 2021 ~ CSA限定セット ~、および支援ドネーションのご案内につきまして | BOTANICAL LIFE

2021/12/17 21:24


皆様いかがお過ごしでしょうか? 今年もあっという間に年の瀬を迎えている事に驚きを隠せません。なかなか発信もできておらず、ご報告が遅くなりましたが、おかげさまで7月5日付にて果実酒製造免許を取得、念願の醸造所が形となり初めての自社醸造の年となりました。先日今期最後のプレスを終えて、全てのぶどう達が液体となりそれぞれの容器に収まりました。これから瓶詰めまで毎日のお世話が大切な見守りの期間となりますが、ようやくほっとひと息、走り続けてきた今年を振り返る余裕ができました。これまでとこれからの事を書いていると長文駄文になってしまいましたが、大切な内容ですので、なんとかじっくりと最後までお目通し頂けますと嬉しいです。どうぞ宜しくお願いします。

 

21年は自社ぶどうに関しては、Botanical life始まって以来の散々な状態。病害というよりは、獣害が酷く、樹齢5,60年越えのぶどうの木の剪定も8年かかってようやく樹形も理想に近づいてきたところでシカやイノシシの度重なる侵入により枝葉はボロボロに。最初から仕立て直さないといけないほど、来年度の収量にも影響が出そうなほど畑は目も当てられない光景でした。20年が素晴らしい出来だっただけにその落差に落胆しておりました。8年がかりで醸造所が完成してようやく自分達の場所で仕込める事になったのに、肝心のぶどうがほぼほぼ全滅、醸造所のリノベーションも予算や様々な問題で1年がかりの難産により精神的に既に参っていた上だったので、この先どうしようか本当にお先真っ暗という心境でした。


 

ワイン特区での免許取得だったので、小規模でも醸造できる良さと引き換えに、特区内で生産された原料しか使えない縛りがあり、当初は買いぶどうで仕込む選択肢もない状態だったので、夜のアルバイトに加えて日勤フルタイムの仕事も求人ページで真剣に探すほど追い詰められた状況でした。 それでもなんとか前向きにワインを造る手立てはないものかと、醸造免許の手引きを見ていたところ災害や獣害により生産ができなくなった場合、市町村の長による承認があれば特区外からの原料でも醸造できるという特例措置を知り、最後の望みとして一寸の光が、、

 

そこからがまた難関で、兵庫県で民間でしかも特区での果実酒製造免許の取得は前例がないところ、更に特例措置の雛形もある訳がなく、役所の方と何度もやり取りしてようやく市長の承認を得る頃には9月の収穫〜仕込みの時期に入っていました。その時期に農家さんからぶどうを分けてもらうなんて困難な話で、いよいよ万策尽きたところ昨年お世話になった研修先のワイナリーの方に相談したところ「お前達が飯食えないんじゃ俺が困るじゃないか」となんと自分達が仕込む農家さんのぶどうを分けて下さる事に。自分の不甲斐なさで人様に迷惑をかけて情けない気持ちの反面、やった!!なんとかワインが造れるぞ!!と心底嬉しく、関わり合う人の愛情深さに救われました。 2021初ヴィンテージは山梨、長野の農家さんの畑で直接収穫したぶどうと、山形の農家さんから送って頂いたぶどう、そしてなんとか生き残ったBotanical Lifeのぶどうのワインのリリースを予定しています。




 そんなこんなで綱渡りでもなんとかやり繰りして参りましたが、被害にあった畑の獣害対策や棚の補修費用、想定外の買いぶどうや、これから瓶詰めするワインの原料代、醸造所の未完成部分、新たな畑の開墾、苗木の費用、ホームページのリニューアルなど、今後リリースするワインの売り上げに先立って運転資金が必要になりまして、年末を目前にいよいよ資金面で年を越せるのか、、、という問題に現在頭を悩ませています。新酒として急いで販売すれば目先の資金にはなるのですが、まだ落ち着いてもないワイン達を無理矢理瓶詰めして販売する事はしたくない、かといって家族、親戚が裕福な家庭でもないですし、出資者やパトロンのような存在がいるわけでもない。銀行から新たに借り入れる余裕もないですし、クラウドファンディングも最終手段として考えていますが、過剰にwebに露出し、繋がりのない不特定多数の方から資金を集める事もなるべく避けたいと思っていまして、できる事なら私達を今まで地道に育ててきて下さった信頼関係のある大切なお客様や、その繋がりでの新しいご縁を頂ける皆様に応援して頂けないかと思っています。

 

そんな訳で、色々考えた上でCSA方式によるワインの販売を考えています。

Community Supported Agriculture」の略称で、日本では「地域支援型農業」と呼ばれています。これは、消費者が生産者に代金を前払いして、生産者はその資金で作物の生産にかかる費用を工面し、定期的に作物を受け取る契約を結ぶ農業のことを言います。今のところ春先に数種類瓶詰め、発送の予定をしておりまして、1万円分のセット(※赤、白もしかしたらロゼ、3本〜4本を考えています。)をお送りさせて頂こうと思っています。ネゴシアン中心になりますが、ピュアな造りで今のところそれぞれのタンクでネガティヴ要素なく健全に生育中でとても楽しみなワイン達です。日頃の感謝の気持ちも込めてこちらのご案内でのご注文に関しては、ほんの少しばかりのお値引きをさせて頂いております。

ぜひこの機会にご支援、お求め頂けましたら幸いです。ご注文は下記リンクよりお待ちしております。



システムの特性上、発送完了メールをお届けしますが、実際のお届けは来春以降となります。

https://botanicalife.buyshop.jp/   


   

そしてここからは大変おこがましい内容なのですが寄付、ドネーションという形で援助頂く事も考えております。皆様のご無理のない範囲で寄付をご希望の方はこちらの下記口座にてお振込を承っております。

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PayPay銀行 ビジネス営業部

普通預金 4663641 ボタニカルライフ(ド

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メッセージやご意見などを私達にお伝えの上でご寄付されたい方や、いつか準備が整い次第となりますが、心ばかりの御礼を受け取っていただける方(今回はクラウドファンディングのように明確な金額、リターンは設けておりませんが、特別に選曲した音源、イベントのご招待、特別配信etcなど金額に応じて御礼を予定しています。)は、お手数ですがお振込名義を明記の上、info@botanical-life.comまでお名前、ご連絡先、住所をお伝えくださいませ。初めての試行錯誤での取り組みになりますので、ご理解頂ける方にご協力頂ければ幸いです。 ドネーション頂いたお客様は会員様としてというよりは、Botanical Lifeを共に育てて下さる仲間や家族のような存在として以下のような取り組みを共有、体験して頂けるように計画しています。


 

新たに村の古い倉庫を改装したワイナリー「uni〜ユニ〜」では普段は会員様のみの完全予約制にて見学、併設のショップ&キッチンスペースにて試飲やお食事をして頂けるよう場を整えているところです。ただワインを生産して販売する場所としてではなく、料理人はもちろん器、衣の作家や、音楽家などのアーティストを招いての会を開催していく予定で、今後の未来を、日本中〜世界中の想いのある仲間達と楽しく平和に育み、時間をかけて新しい文化を生み出すような場所になっていってほしいと考えています。


また、淡路島にて自分たちの理想郷のような小高い丘から海の見晴らせる素晴らしい環境の畑と巡り合い、その場所を「無可有郷〜ムカユウキョウ〜」と名付けました。年明けから春先にかけて畑の開墾とぶどうの植え付けを予定しております。ぶどう以外の果樹やハーブ、野菜なども育てたり、まるで楽園のような場所をイメージしています。畑の中にある小さな農具小屋をリノベーションし、Botanical Lifeを支援してくださっている大切な家族のようなお客様も共にゆっくりと自然の恵みや喜び、幸せを実際にその土地で分かち合えるようにひっそりと静かに滞在、宿泊できる特別な秘密の場所に育てていけたらと想像しています。 そしてそれらは皆様のギフトの循環で成り立っており、利用される方は料金という概念も無く自由にご利用頂ける場所であればなおのこと理想です。頂いたご支援は私達の農業やワイン造りを通して、この世界に愛の循環が巡るように大切に使わせて頂きたいと思っています。今まで控えめであった発信も今後の取り組みをリアルタイムにsnsやメールマガジン等を通して皆様にお伝えしていけたらと思っています。


 

 

大変長くなってしまいましたが、私達の今後を末長く応援、共有して下さる皆様からの暖かいお気持ちを糧に一生懸命前に進んでゆきます。年末のご挨拶には少しばかり早いですが、佳き年の瀬をお迎え頂けることを祈っております。そして行く末の不確かな世の中ですが、来年も希望を忘れず光溢れる美しき年となりますように。

 

Botanical Life 福永淳平・枝美